PremiereProでリッチなテロップ「位置とブラーでヒュン!と現れる」

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PremiereProでは、アニメーションをつけたテロップも自由自在に作ることができます!

今回は「位置とブラーでヒュン!と現れる」テロップです。

クマ

こんな感じのテロップを作るよ!

アニメーションをつける「キーフレーム」の考え方についてはこちらを参考にしてください。

目次

ヒュン!テロップの作り方

まずはテロップで出したい文字を入力します。

ヒュンテロップ1

「文字ツール」を選んで直接画面に書いていきます。

フォントや文字の色は「エッセンシャルグラフィックス」の中で変更できるので、お好みの感じに変更しておきます。

準備ができたら早速テロップを動かしていきましょう!

クマ

いきなりコツですが、最初にある程度キーフレームを打っといた方がいいです。「基本は元の状態」なので、元の状態のままキーフレームを打っておいて、動かしたいところのキーフレームの値を変えた方が作業がスムーズな感じです。

STEP
「位置」を動かしてベースを作る

ストップウォッチマーク(アニメーションのオンオフ)をクリックして、開始と6F(フレーム)後にキーフレームを追加します。

クマ

ちなみに「位置」の最初の値はx(横)方向、次の値はy(縦)方向の値です。

【開始】
・位置:(x,y)=(5000,1080)(横方向に大きい値を指定すると、右の画面外に配置されます。)

【6フレーム後】
・位置:(x,y)=(1920,1080)(元の位置)

これで、右の画面外にあるテロップが、6F後に元の位置に戻ってきます

STEP
残像を残しながらヒュンッ!っと戻ってくる

今回は2つの効果で、より「それっぽく」仕上げていきます。

  • 速度を変化させながら動かします。具体的には、「ゆっくり→速く」動かして、ギュンッ!という感じに仕上げます。
  • 『ブラー(方向)』で動いているときに横ブレを表現します。
クマ

それでは一つ目、速度変化から設定していきましょう。

速度変化をさせたい項目のストップウォッチマークの左にある「>」をクリックして、速度設定の項目を開きます。

ヒュンテロップ4

そして、キーフレームを選ぶと、なにやらハンドル(青い線)のようなものが出てきます。

ヒュンテロップ5

これは、「ベジェハンドル」と呼ばれるもので、こいつをぐりぐりと動かして緩急をつけていきます。

今回は最初のキーフレームのハンドルを引っ張って下に下げ、6F後のハンドルを限界まで縮めることで「速度をそのまま引き伸ばして、最後にギュッ!」という速度の変化が表現できます。

クマ

ちょっと説明が感覚的になっちゃうので、実際に色々といじってみてください。グラフが「位置」の変化になるので、グラフの様子を見れば、6F近くでギュッ!っと急激に位置が変化しているのがわかると思います。

ちなみに、6Fではわかりにくいので、もっとフレーム間隔を伸ばして動かしてみたらこんな感じになります。

ヒュンテロップ8
クマ

6Fと短い間じゃ効果がわかりにくいですが、そういう細かいところがアニメーションのちょっとした印象を変えます!

次に、エフェクト『ブラー(方向)』をエフェクトの検索窓で検索してドラッグ&ドロップでテロップに適用します。

ヒュンテロップ9

で、次のようにキーフレームを設定します。

【開始】
・方向:90°(これで真横方向にブレる。変えなくていいのでキーフレームを打つ必要なし。
・ブラーの長さ:300(お好みで)

【6フレーム後】
・方向:90°(変えなくていい)
・ブラーの長さ:0(元に戻す)

クマ

動いている間はブラーを効かせてブレさせて、止まるときにブレを無くす感じですね!

設定の値はあくまで一例です。「もっとゆっくりがいい!」「縦に動かしたい!」などお好みに合わせて調整してみてください!

気に入ったら保存する

気に入ったら「プリセットの保存」や「モーショングラフィックステンプレートとして書き出し」で使い回せるようにしましょう。

まとめ

ヒュン!っと画面外から現れる、という「ヒュン!テロップ」の作り方説明でした。

PremiereProは自分でアニメーションを作るのが醍醐味!

今回のテロップもそのまま使うのではなく(もちろん使っていただければ嬉しいですが)、お好みに合わせて調整してみてください。

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