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【教員からフリーランス】教員ができる副業と本業の働き方!?
私は教員を10年以上続けてきましたが、色々な理由があって辞めました。
理由は色々とありますが、その一つに閉塞感が強くキャリアアップが難しい、というのがあります。
特に「副業禁止」というのがネックなんですよね…。
副業禁止の意味わかんない…。海外なら普通に副業OKなのにねぇ。
この記事では教員にオススメの副業について説明します!
教員でもできる副業は?
そもそもですが、立場によって副業が可能かどうか?は変わります。
簡単にまとめておくと、
- 公立学校の教諭:原則ダメ
- 公立学校の非常勤講師:OK
- 私立学校の教員:所属する学校の方針による
ちなみに、ここで言う「副業」は所属する学校以外の会社や個人などから収入を得たり、FXのように為替差益などで利益を生むことを言います。
このブログでは、ボランティアや広告収入を得ないブログやYoutubeは副業とは言わないことにします。
えー…じゃあ公立学校の教諭は全然副業できないじゃん…
と思うかもしれませんが、上記の副業なら全部ダメか?と言われるとそうではありません。
ありがちですが、教員にもできる副業をまとめておきます。
まぁ教員ができる副業は限られてますよね。残念ながら、優秀な人がいい経験が得られるような副業はできない状況だと個人的には思っています。
※1 公立学校の教諭を想定しています。
※2 利益が20万円を超えると確定申告をしないといけません。脱税になっちゃいます。20万円を超えなければ確定申告の必要はないですが、住民税に関わってくるので市役所などで申告は必要です。
※3 許可されていようがいまいが、副業をしていたら十中八九バレます。どんなに気をつけていても、確定申告で住民税を「自分で払う」という申請をしていても、役所の方で天引きに変えられるケースもあるそうです。このタイミングで事務の人が「住民税多くね?」ってなってバレます。無断副業キケン。
許可がいらない副業
① 投資
資産運用は特に許可の必要はありません。株やFX、仮想通貨などで利益を得ることは全く問題ありません。資産運用の一環です。
まぁ、どのみちかなり勉強は必要ですよね。私はこのあたりは全然詳しくないので、ここでは色々言いませんが…。
ちなみにポイ活なんかはかなり気軽に稼ぐことができます。こちらも教員が申請の必要なく稼げる方法です。
どちらかと言えば、稼ぐ、というよりも「買い物をしたりするときにどんどんポイントをつけていこう!」という感じです。直接のお金ではないですが、ギフト券なんかに交換できるのでバカになりませんよ!
③ 小規模農業
耕地面積30a以下、農作物の年間販売額が50万円未満の小規模農業ならOKです。
許可が必要な副業
① 本を書く
教育関係の執筆には許可が下りる可能性が高いです。
もちろん「本業に支障のない範囲で」という前提ですが。ただ、教員という特性を活かせる副業ではあるかな、と思います。
② 講演を行う
これも「本を書く」のと同様、教育活動の一環としてみれば許可が下りる可能性は高いです。
まぁ講演依頼があるか?は別の話ですが…。
③ 不動産投資
不動産投資もOKです。が、家賃収入500万円以下の小規模不動産収入、という制限付きになります。
このあたりの許可が必要になる副業については、まずは直属の上司である校長先生に相談しましょう。
実はブログなんかも許可をもらって収入を得られる形で運用している、という例もあります。
ただ、どのみち校長先生の理解が必要ですし、その校長先生といつまでも一緒に働ける…というわけでもないですし…。色々気を使う部分ではあります。
本当に副業が必要?
基本的に教員に許されている副業は、
- 「教育」という枠を超えないジャンルの仕事。
- いわゆる「お金を転がして増やす」。
という範囲になります。
正直、これらを「副業」…とは言わないと思います。
投資は(勉強は必要ですが)、結局お金を使ってお金を増やす、という発想ですよね。そういう意味で「教育以外で生産的なことをしてお金を稼ぐ」ことはできない、ということです。
投資等を否定しているわけじゃありません。むしろお金に余裕があるなら投資した方がいいと思ってます。
つまり何が言いたいかというと、現状では教育現場は「教員」以外で生産的なことをして稼ぐことはできない、ということです。
「農業」は生産的ですけどね。もう少し、私が今やっているみたいに「ネットを使って稼ぐ」とか「お店を出して経営する」や「コンサルをする」、なんかの仕事ができてもいいのになぁ…と思います。
個人的な意見になりますが、教員がそこまでして副業をしないといけないのか?というところを考えた方がいいと思います。
そうなるとむしろ、本業の仕事効率を上げて、時間に余裕を作った方がいいと思います。
時間に余裕を作ることで、勉強や趣味、家庭の時間を増やす。
そうすれば、新たにスキルを身につけることもできますし、それが次の仕事に繋がる可能性もあります。また、家庭に貢献できる、というのは思った以上に価値のあることです。精神的にも余裕ができます。
スキルに自信がつけば早期退職や非常勤講師に切り替える、という働き方もありです。
でも、スキルっていったってなぁ…。まぁ、趣味もゲームくらいしかないんだけど…。
という人はUdemy、というサイトを一度のぞいてみてください。
このサイト、パソコンに関するスキルや写真などのクリエイティブなスキル、さらには自己啓発(時間管理、スピーチ、学習戦略…など!)まで、仕事で役に立つあらゆるスキルを動画で学ぶことができます。
教育現場でも使えるスキルも沢山あるので、どんな動画があるか、覗くだけでも楽しいですよ。
「良縁に恵まれたい人のための、料亭でも通用するマナーと心遣いの磨き方講座」なんてものまであります笑
教員という本業で効率を上げる例
教員の仕事は「時間を削減できるもの」と「どうしても時間を削減できないもの」があります。
まず、「どうしても時間を削減できないもの」としては児童・生徒の対応があります。授業や生徒と関わる時間は減らすことはできませんよね。ここはどうしようもないと思います。
むしろ増えることもありますが…。ただ、その後のことを考えると、児童・生徒対応に時間を取るのは仕方ないですよね…。
正直言うと、それ以外のことはすべて上手くやれば削減できます。
パソコンをうまく使おう!
パソコンとその周辺機器の使い方ですね、これは勉強してしっかり使いこなすべきだと思います。
例えば、かなり極端ですが、私は以前SSH(スーパーサイエンスハイスクール。理系の実験や発表に特化した高校)に携わっていたことがあり、発表のタイミングで数十枚のポスターを大判プリンターで印刷しなければいけないことがありました。
以前は担任5人がかりで手分けして、授業の合間に一週間がかりで印刷していたそうです。
このとき私は、PythonでPDF作成を自動化して一つのファイルにまとめることで、一人で数時間の作業でポスターのプリントを終わらせました。ポスターを仕分けることも考えながらファイルをまとめていたので、その後の仕分け作業も非常に楽でした。
(偉そうに書きましたが、PDF化して適切にファイル名をつける、という本当に簡単なプログラムです。)
このときの時間削減効果としては、
【以前】担任1人あたり約1時間×5日×5人の印刷作業+仕分け作業30分「放課後生徒10人を集めて仕分け」×2回=26時間
【今回】一人で4〜5時間の印刷作業+仕分け作業10分「放課後生徒10人を集めて仕分け」=多くても5時間ちょっと
26時間ー5時間=21時間の時間削減
しかも、「担任を全員巻き込んでいる」「生徒10人の時間をとっている」という点を考えると、実質時間の削減効果はもっと大きいです。
先ほど言ったように、これはかなり極端な例ですが、パソコンを上手く使えれば数十時間単位で時間の削減ができます。
身近な例でいえば、こちらのnote記事にも書いていますが、Excelを上手く使うだけでも数十分〜数時間の時間削減ができます。
1日1時間の時間削減ができるだけで全然働く感覚が違いますよね!
資料などは使い回す・共有する
パソコンを上手く使えば、過去の資料や同僚が作った資料を使い回すこともできます。
同じような資料を何度も作るのはニ度手間・三度手間です。
むしろ、資料を使い回すことでその都度ブラッシュアップすれば、資料の質も上げることができます。
そのために、パソコンの中のフォルダ整理をしていくことも重要です。
オススメは「仕事毎」→「年度毎」のフォルダにまとめて、ファイルにちょっとキーワードを入れておくことです。
例.「職員会議資料」
|-「2023」
|-「01【分掌一覧・生徒在籍数一覧】
キーワードを入れておくと、エクスプローラなどの検索ですぐに探すことができます。
「この仕事、担当誰だったっけ?」とかいうときに、「分掌」と検索すればすぐにヒットします。
検索はファイルを探す方法として、かなりオススメですね。
フォルダがぐちゃぐちゃで「あのファイルどこいった?」とかで5分使うのを、一瞬で終わらせることができます。これ、2回やったら10分浮くんですよ?「ファイルを探す」という行為だけで、一日10分〜数十分時間を削減できます。
無駄な仕事は無くす
そもそも無駄な仕事をなくすことも重要です。
はっきり言って、教育現場の状況がここまできたら、どんどん無駄な仕事を無くしてもいいと思います。
教育現場は本当に無駄な仕事が多いですが、なかなかそういうのをやめられないんですよねぇ…。
仕事を分担する
仕事をきちんと割り振りすることも大事ですね。
当たり前のように思えますが、実は教育現場では仕事を上手く分担していないことが多いです。できる人が多くの仕事を抱える、というのが現状で、それが仕事を増やす原因になっています。
小さなことでいいので、一緒に仕事をしている同僚にお願いできることがあればお願いしましょう。
もちろん任せる仕事量に気をつけながら投げっぱなしにならないように配慮は必要ですが。
「自分がやった方が早い」という感覚はなるべくやめた方がいいです。仕事を抱え込む元です。
まとめ
教員ができる副業についてでした。
実質できるものとしては投資くらいかな、と思います。
個人的な意見としては、本業の効率を上げて時間を作ることをオススメします。
Excelの使い方のコツなども記事にしているので、ぜひご覧ください!