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【わかりやすいドローン事情】DJIのMini 4 Pro発売!(Mini3Proとの比較も)
DJIから、2023年9月25日に新型ドローンMini 4 Proが発売されました!
この記事では、Mini 4 Proの特徴と今までのモデルとの比較をしていきたいと思います!
Mini 4 Pro…欲しいぜ…。
その他のモデルの紹介はこちらをご覧ください!
Mini 4 Proの特徴
Mini 3 Proから結構進化してます!
全方位障害物検知搭載
ついにきました!Miniシリーズ初、全方位障害物検知センサー搭載です!
前後・左右・横、の全方位にセンサーを搭載し、ドローン本体を衝突・接触の危険から守ってくれます!
こちらの記事でも説明しましたが、障害物検知は全方位ついていないと正直微妙…というかおまけ程度…というか、そんな感じになります。
唯一Mini 3 Proで「微妙だなぁ…」と思ったのが、前後・上下の障害物検知、という「横、ついてないんかい!」という点でしたからね。
ドローンは常に接触、墜落の危険性をはらんでいます。当然、上だろうが下だろうが横だろうが、接触すればアウトです。
しかもこの接触、基本的に前面しか見えない(カメラのチルト次第で下は見えます。上はMini 3 Proならちょっと見えます)のに全方向にフラフラと飛べる、というドローンである限り避けられない問題なんですよね。
その問題に唯一効くのがセンサーです。
しかも、結局どこかの方向にスキがあると「安全」という観点からは「お守り程度」に成り下がってしまいます。
ということで、全方位障害物検知センサーは超ウェルカム機能です!
しかもそれで、重さやサイズ感はMini 3 Proと変わらない…。すげぇよ。
カメラ性能UP!
正直Mini 3 Proでも「十分すぎるほど綺麗だろ」と思っていたカメラ性能がさらにUP!
センサーサイズ、縦撮影可能という点はMini 3 Proと同じですが…
- スローモーションが4K/100fpsまで撮影可能に!(Mini 3 Proは1080p/120fps)
- 10-bit D-Log M、HLG撮影が可能
- ナイトモード搭載で暗い場所での撮影時のノイズ軽減
4Kでスローモーション撮影ができるようになった、というのはわかりやすいと思いますが、2点目が結構ポイントだと思います。
ざっくりと説明すると、10-bitなので色の表現幅が増えた、というのとHLG撮影で撮って出しでの色表現がより豊かになった、ということですね。
ちなみにD-Log Mは色味などの編集が前提の撮影方式です。編集による表現の幅はHLG以上ですが、そのままだとグレーに近い色味になります。
GoProもHERO11で10bitのカラープロファイルに対応したのが話題になりました(ちょっとマニアックな話ですが)。それ以前の8bitと比べると、明暗差やグラデーションの表現など、いわゆるシネマチックな表現が豊かになりますね。
Mini 3 Proでも十分綺麗な動画でしたが、より手軽にプロレベルの動画の質で撮影できます。
その他細かい機能アップが嬉しい!
- デジタルズーム:4Kで3倍まで、フルHDで4倍まで。
- Active Track 360°:要は自動追尾機能だが、360°どこからどこまで、距離も近くから遠く…など、細かく旋回ルートを指定できるようになった。Mini 3 ProはActive Track 4.0で一定距離や角度を保ちながら自動追尾、という機能はあったが、動く被写体に対して旋回しながら撮る、というのはできなかった。
- ウェイポイント飛行:飛行ルートを指定して、何度でも同じルートを自動で飛ばすことができる機能がついた。「時間差で同じ場所を撮影」など、映像の表現方法が増える。
- アドバンストRTH(リターントゥホーム):ホームポイント(飛ばした出発地点)に自動で帰ってくる機能。全方位障害物検知センサーがあるので安心して発動できる。Mini 3 ProでもスマートRTH(自分で帰ってきて欲しいときに発動するRTH)、ローバッテリーRTH(バッテリーが少ないときに発動するRTH)、フェールセーフRTH(送信機からの信号をロストして機体の操作ができなくなったときに発動するRTH)などがあったが、正直、センサーが全方位でないため危なくて万が一を考えると発動できなかった。少なくとも私は。
やはり、全方位障害物検知センサーがあることによる恩恵が大きいです。
これにより、今までできなかった(できても危なかった)飛ばし方が、安心してできるようになります。
余談.実際にMini 3 Proを使っていて思うこと「全方位センサー」
ここまで、「全方位障害物検知センサーすげぇ!」と推してきたのですが、なぜそこまで推すのか…実際にMini 3 Proで撮影をしているユーザーの目線から少しお話しておきます。
まぁ、正直なところ、本体が見える範囲であれば気をつけて飛ばせばセンサーがあろうがなかろうがあんまり問題ではないですが…
個人的にドローンを使う際の便利な使い方として、「超優れた自撮り機として使う」というのがあります。
私は「Youtubeをやっている」という背景もありますが、ちょくちょく自撮りをしないといけないシーンがあります。そのときにドローンが本当に役に立ってくれるんですよね。
サムネも「自撮りや他の人に撮ってもらったのではちょっとありえない角度」から撮ったりするのに重宝しています。単純に自撮りするだけでもカメラなら「三脚出してぇ…画角調整してぇ…」という手間が省けます。
このご時世、自分を撮って発信するという機会は実はかなり多いです。
例えば、Instagram、Youtube、TikTokなんかでも、ドローンの映像を使えたらどうでしょうか?それが自動で撮影できたら?
例えば、自分がキャンプしている様子をちょっと高い目線からドローンで撮ることができたら?
いい画が撮れると思いませんか?
ですが、全方位障害物検知センサーがついていないMini 3 Proではちょっと役不足感があります。
何回か自動運転で撮ってみようと思ったのですが、怖くてできませんでした…。広いとこならいいんですけどねぇ…なかなかそういうとこってないんですよ。
せいぜい静止して写真撮る、くらいですかね。
そこを補うのが全方位障害物検知なんですよね…。本当に表現の幅が広がる素晴らしい機能がついたな、と思います。
最後に過去の機体との比較
最後にMini 3 Proと最近発売されたAir 3とMini 3との違いを表にまとめておきたいと思います。
Mini 4 Pro | Mini 3 Pro | Air 3 | Mini 3 | |
---|---|---|---|---|
重さ | 249g | 249g | 720g | 248g |
内蔵リモートID | ○ | ○ | ○ | ○ |
最大飛行時間 | 34分 45分(インテリジェントフライトバッテリーPlus) | 34分 47分(インテリジェントフライトバッテリーPlus) | 46分 | 38分 51分(インテリジェントフライトバッテリーPlus) |
カメラ(イメージセンサー) | 1/1.3インチ CMOS、有効画素数:48 MP | 1/1.3インチ CMOS、有効画素数:48 MP | 広角カメラ: 1/1.3インチ CMOS、有効画素数:48 MP 中望遠カメラ: 1/1.3インチ CMOSセンサー、有効画素数:48 MP | 1/1.3インチ CMOS、有効画素数:12 MP |
カメラ(絞り・焦点距離) | f/1.7・24mm | f/1.7・24mm | 広角カメラ:f/1.7・24mm 中望遠カメラ:f/2.8・70mm | f/1.7・24mm |
動画解像度 | 4K:3840×2160 @24/25/30/48/50/60/100fps | 4K:3840×2160 @24/25/30/48/50/60 fps | 広角カメラ: 4K:3840×2160 @24/25/30/48/50/60/100fps 2.7K縦向き撮影:1512×2688 @24/25/30/48/50/60fps 中望遠カメラ: 4K:3840×2160 @24/25/30/48/50/60/100fps 2.7K縦向き撮影:1512×2688 @24/25/30/48/50/60fps | 4K:3840×2160 @24/25/30 fps |
カラーモード | ノーマル: 8-bit 4:2:0 (H.264/H.265) HLG/D-Log M: 10-bit 4:2:0 (H.265) | ノーマル/D-Cinelike(D-Logと同様、編集を前提とした撮影方法) | 広角カメラ ノーマル: 8-bit 4:2:0 (H.264/H.265) HLG/D-Log M: 10-bit 4:2:0 (H.265) 中望遠カメラ ノーマル: 8-bit 4:2:0 (H.264/H.265) HLG/D-Log M: 10-bit 4:2:0 (H.265) | ノーマル |
センサー | 全方位(前/後/上/下/横) | 前/後/下 | 全方位(前/後/上/下/横) | 下 |
その他撮影機能 | 縦向き撮影/フォーカストラック(ActiveTrack 360°を含む)/クイックショット・マスターショット/ハイパーラプス | 縦向き撮影/クイックショット・マスターショット/フォーカストラック/ハイパーラプス | 縦向き撮影/フォーカストラック/クイックショット・マスターショット/ハイパーラプス | 縦向き撮影/クイックショット/フォーカストラック/タイムラプス |
やっぱり、全方位障害物検知センサー+それによる自動飛行での撮影表現の幅が広がった、というところが大きいですね。
まとめ
DJIの最新ドローンMini 4 Proと今までのモデルとの比較でした。
サイズ・重さを変えずに全方位障害物検知センサー搭載と今まで以上にお手軽にプロ仕様の撮影ができるのはすごいです!
新型ドローン「Air 3」の進化も見逃せません!
あわせて、必ず必要になる動画編集ソフトについても要チェックです!