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【教員からフリーランス】サブドメインとサブディレクトリの違いと注意点
サブドメインやサブディレクトリに関心がある人は「複数のブログを運営しよう」と思っている人だと思います。
私も複数のブログを運営していますが、いくつか注意点がありますし、自分自身の失敗談もありますのでそれを踏まえて上手くブログ運営していきましょう。
この記事ではサブドメインとサブディレクトリの違いと、ブログを複数運営する際にどのようにブログ構成をしていけばよいか?を説明します。
- サブドメインとサブディレクトリの違いは?SEOやアドセンスについても知りたいんだけど。
- 複数ブログを運営したいんだけど、サブドメインとサブディレクトリ、どっちで運営すべき?
サブドメインとは
サブドメインとは、独自ドメイン(以下「本ドメイン」と表記することもあり)を分割するためのドメインです。
「独自ドメインってなに?」という人はこちらをどうぞ。
サブドメインは、本ドメインのアタマに「〇〇.」という文字列をつけて、ドメインを暖簾分けするようなイメージですね。
このブログで言えば、本ドメインは「bear-fruit.online」です。
そして、もう一つのブログはサブドメインで運営しています。
こちらのブログをのトップページのURLが、
「https://oita-touring.bear-fruit.online」
となっており、「oita-touring.」が本ドメインの頭についているのがわかると思います。
サブディレクトリとは
サブディレクトリは、本ドメインの下に作られたディレクトリのことです。
スーパーの「お肉コーナー」とか「お魚コーナー」みたいな感じですかね。スーパーの中の一つのカテゴリーですよね。
ということで、サブディレクトリのイメージは、あくまでメインの本ドメインのサイトやブログがあって、その下により専門性を高めたり、関連した別ジャンルをまとめるためのものだ、と思ってください。
サブドメインとサブディレクトリの違いは?
上の例であげたイメージがしっくりくるかな、と思います。
サブドメインは、本ドメインを暖簾分けして、その中に別のサイトやブログを立ち上げるイメージです。名前は本ドメインがくっついていますが、内容は独自ドメインでのサイトやブログと全く関係なくても大丈夫です。
Yahoo!は「ショッピング」とか「ニュース」とかでサブドメインで展開していますね。
サブディレクトリは本ドメインの中の「カテゴリー分け」や「専門性をより追求」したり「関連した別ジャンルをまとめたもの」と思ってくれればOKです。本ドメインの中のカテゴリーなので、あくまで本ドメインの内容を踏まえた上でのサブディレクトリ、というイメージです。
ショッピングサイトなんかは結構こういう構造をとっていることが多いですね。ショッピングサイトの中の「服」とか「日用品」とか、そういったイメージです。
SEOとアドセンスの観点からの話
気になるSEO(検索で上位表示を狙うための最適化)効果としては、以下のような特徴があります。
・サブドメイン
本ドメインの評価を受け継ぐので全く新しい独自ドメインよりはSEO評価が高い。が、あくまで新しいサイト、ブログを立ち上げるイメージなので、コンテンツ量など(コンテンツの量が多い方が評価は高くなる)においては新しい独自ドメインを取得してブログを立ち上げた場合と状況的に変わらない。
・サブディレクトリ
本ドメインの下にあるカテゴリーなので、本ドメインとサブディレクトリでSEOの相乗効果が狙える。コンテンツ量も直接本ドメインの支配下に置かれるので、本ドメインのコンテンツ扱いになり、増やしやすい。ただし、本ドメインと全く違うジャンルで記事を書いているとSEO効果が落ちる可能性もあり。
といった感じです。注意点としては、どちらも本ドメインとの繋がりがあるので、お互いの評価が良くも悪くも影響される、という点です。
アドセンスに関しては基本的にサブドメイン・サブディレクトリで申請は無理です。
「サブドメインでアドセンス申請ができた!」「サブディレクトリで合格できた!」という記事もありますし、色々やり方もあるみたいですが(このブログも最初そういう構成だったので調べまくりました)、いきなりサブドメイン・サブディレクトリで申請するのは、Google的にイレギュラーです。
イレギュラーなまま話を進めて、仮にアドセンスに合格しても、本質的な歪みが治ることはありません。サブドメイン・サブディレクトリを基本としたブログ構成は見直す必要があります。
ということで、ちゃんと本ドメインでブログを作って、そこでアドセンス申請・合格まで進めましょう。
逆に、本ドメインでアドセンスに合格していれば、サブドメイン・サブディレクトリでは申請なしで広告を貼ることができます。
メリット・デメリット
以上を踏まえて、メリット・デメリットをまとめると、
・サブドメイン
・サブディレクトリ
のようになります。
ブログを複数運営するときはどう使い分ければいい?
前提として、ブログは専門性を高めた方がよいので、「特化型」にするべきですし、複数ブログを運営するのは大変です。
「それでも複数の専門性をもったブログを運営したい」と思うことがあります。その際は、いくつか選択肢を持っておいて、適切なブログ構成にしてください。
① お金と時間が掛かっても全く問題ないので新しいブログを立ち上げたい!
新たに独自ドメインを取得してブログを立ち上げましょう。
ただ、個人で既に独自ドメインを取得している場合で、新たなジャンルを開拓したいだけ、という場合はあまりお勧めしません。コストばかりかかるからです。そういう仕事を受けたならいいと思います(新しいブログを立ち上げるような依頼を受けた、とか)。
② 追加でお金を掛けたくないけど、新しいジャンルで書きたいこともあるし、本ドメイン以外のブログも運営したい!新しいジャンルなら1からブログを作ってもいい!
サブドメインで、新しくブログを立ち上げましょう。
本ドメインのSEO評価の恩恵を受けることができますし、本ドメイン以外の別ジャンルのブログもサブドメインで運営できます。
ただし、1からブログを立ち上げなければいけないですし、複数のブログを並行して運営するのはかなり大変です。
③ 本ドメインの内容をもっと幅広くして充実させたい!本ドメインで展開しているサイトのLPを作ったり、本ドメインの内容に関連した新しいジャンルを開拓したりしたい!
サブディレクトリで、新しくブログを立ち上げましょう。
WordPressをサブディレクトリにインストールすることで、新たなブログを本ドメインの下に立ち上げることができます。
もちろん、デザインも本ドメインとは異なる仕上げにできるので、そういった意味では1からブログを立ち上げる、ということになります。新しいブログに見えますが、キチッと本ドメインの評価を受け継ぎつつ、新しいブログの記事も本ドメインのコンテンツ、とカウントされます。
ただし、あくまで本ドメインの下にあるサブディレクトリなので、本ドメインとかけ離れたジャンルはNGです。見た目は別々のブログに見えても、外から見れば一つのドメインです。本ドメインの専門性をより高めるために使用しましょう。
まとめ
ブログの運営は始め方が重要です。
このブログも、正直、もう少し考えて始めればよかったかな、と思います。今でもこのブログの構成の仕方はちょっとまずいかな、と思う部分もあります。
が、やってみないとわからないこともあります。
最初から「このジャンルのブログを書く!」と決めて、それでガッチリ記事を書くことができて、アクセス数を稼ぐ…。そんなジャンルの選定の仕方が、初心者で最初からできるなら苦労はないです。
最初は、少なくとも誰かに教わりながらじゃないと厳しいかな、と思います。「お金を払ってでもブログを成功させたい!」という人は素直にコンサルをお願いすればいいと思います。ただし、コンサルはかなり高額です。
「なんとか独学で頑張りたい!」という人は、かなり大変かな、と思います。ブログのセオリーが見えないからです。私は独学でここまできましたが、ブログ運営に関しては、めちゃくちゃ失敗しました。いまだに、少しずつその失敗を修正してフォローしている感じです。
ですので「もしこれからブログを始めるけど、複数ブログを運営したいんだけど…」というつもりでこの記事に辿り着いた人は、
必ず本ドメインを育ててください。ジャンルは絞った方がいいです。アドセンスも独自ドメイン(本ドメイン)でないと申請できません。
当たり前に見えますが、ブログに対して意欲的な人ほど引っかかる可能性が高いので、手順だけは間違えないようにしましょう。
本ドメインが育ってきて「もう少しジャンルを拡充させたいな」と思ったら、
本ドメインと全く別ジャンルなら「サブドメイン」、本ドメインを踏まえて補強する意味のジャンル拡大なら「サブディレクトリ」、
で運営してみてください。