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DJI Mini 3 Proとアクセサリーを実際に使ってレビュー【撮影動画アリ】
「ドローン撮影をやりたい!」と思ったときから、ドローン本体については、かなり色々と調べました。
そこで辿り着いたのがDJI Mini 3 Pro。ちょっと値段は高いですが、実際に購入してしまいました。
正直かなり気に入っていますので、作品も紹介しつつDJI Mini 3 Proの魅力をお伝えしていきたいと思います!
DJI Mini 3 Proはオススメ!
結論から言うと「値段はそれなりに高いが、一般の動画撮影(商用目的も含め)なら最高レベルの動画クリエイティブツール」です。
実際に撮影するとこんな感じです。
大分の有名な滝「原尻の滝」を撮影した動画です!4:53あたりからドローンの映像ですね。
こちらはショートですが、ドローン映像です。『進撃の巨人』で有名な大山ダムです!
Youtubeショートやインスタ投稿では、縦撮影が超役に立ちます!
カメラ性能が半端ではない
まずは基本中の基本ですがカメラの性能がとてもいいです。
- 基本性能がいい
- 縦撮影、上方向撮影など、画角自由自在マン
カメラの基本性がいい!
動画は4K(60fps)、スローモーション1920×1080(120fps)!静止画はなんと48MP!
まず、普通に動画として使う分にはこれ以上キレイな動画、画像はないでしょう。これ以上を求めたら、映画撮影レベルになっちゃいます。
ちなみに、GoPro HERO 11なんか、動画はこれ以上のスペックです…。どこ目指してんだか…。
動画もいいですが、静止画が高性能な印象です。自撮りでも使いますが、これをサムネにすると他の動画よりも伸びがよい、というくらい綺麗に撮れます。
一人で撮影してると、一眼レフでの自撮りは三脚準備しなきゃいけないので面倒なんです…。最近は、結構ドローンに写真を撮ってもらってます笑
画角自由自在!
あとは、なんといっても縦撮影。正直、最初は「縦撮影…いる?」って思っていましたが、想像以上に使えます。
先ほど、Youtubeショートの動画を紹介しましたが「クロップする(縦用に動画を切る)必要がない」という、ありきたりの説明文句では言い表せないほどのメリットです。
横画面で撮影したものをクロップしようとすると、
横画面で狙っていた画角が、縦になると全く使えないぞ…
ということが多々あります。横幅を使った動画イメージと縦長のイメージが異なるためです。
クロップを前提に横動画で撮影すると、この「縦長のイメージ」がわかりにくいんですよね…。最初から縦で撮ることにより、「縦用の画角」を実際に見ながら撮れるのは大きなメリットです。
上方向にカメラを向けることができるのもメリットですね。
下から見上げるような画角はドローンの苦手分野ですが、上方60°までカバーできます!
ちなみに、f1.7と超明るいカメラ(f値はカメラの絞り。ちっさいほど明るい。)なので、NDフィルター(画面を暗くするフィルター。サングラスみたいなもの。)は必須です。
暗いレンズを明るくすることはできませんが、明るいレンズはNDフィルターで対処可能です。夜の撮影(明るいレンズほど有利)とかも考えるとf1.7固定は当然ですね。
ちなみに、先ほどの「大山ダム」の動画でもNDフィルターを使っています。天気がいい日は、若干ですが、白飛びしちゃいますね。
飛行性能もよい
小さいボディとは思えないほどの飛行性能の良さです!
- 安定感抜群!
- 飛行時間が超長い!
- プロペラガードもあって、安心設計!
安定感抜群!
飛行時の安定性がとてもよいです。250gの小型ドローンとは思えないほど。
「風が強いけど、撮影大丈夫かな…(風速5m/sくらい)」という状況でもブレがなく、問題なく撮影ができます。
飛行速度はぼちぼち、といったところですが、空撮するなら「安定性」が最も重要です。その点、DJI Mini 3 Proは驚くほど安定しています!
飛行時間が長い
フライトバッテリーPlusは本当にオススメ!Mini 3 Proで撮影するならマストで持っておきたいアイテムです。
標準バッテリーでも34分という破格の飛行時間ですが、バッテリーPlusだとなんと47分!
実際に飛ばしても、30分以上は飛行可能です。
高くてしばらく買うのをためらっていましたが、標準バッテリーのみだと撮影に行ったときにバッテリー的に結構ギリギリのフライトが続きました(実際に飛ばすと、大体20分前後)。「どうせ予備バッテリーを買うならいいやつを買おうか…」ということでバッテリーPlusを買いましたが、結果大正解。
撮影が余裕どころか、何度もテストフライトができるので、納得がいくまで撮影ができます。「もう十分すぎるほど撮ったけど、最後に標準バッテリーでインサートとサムネ用の写真撮っとこうかな。それでもバッテリー余るくらいだけど」という感じです。
ドローンのバッテリーは、本当に撮影のときに気になります。それを気にしなくてよくなるだけでもストレスが全く違います。
プロペラガードもあって安心設計
プロペラガードをつけることもできます。
「人工集中地区の上空」や「人または物件から30m未満の飛行」のときなどは、つけていると安心ですね!
ただ、こちらの記事でも説明していますが、なぜか「DJI Mini 3 Proは飛行形態C(人又は家屋の密集している地域の上空における飛行、地上又は水上の人又は物件との間に所定の距離を保てない飛行、多数の者が集結する催し場所の上空における飛行のための基準)に適応していない」判定を受けてるんですよね…。(2023年3月現在)
「Mini 2やAIR 2Sは飛行形態Cに適応している」判定なのに…なんででしょ?ぶっちゃけ、これで1回申請落ちましたしね…。
センサー類はおまけ程度、だが下方はありがたい
はっきり言って、センサー類はおまけ程度です。
後方のセンサーが「後進しているときに障害物に気づかなかったときにあってよかった」くらいです。
が、横がついていないので、「障害物を気にせずビュンビュン飛ばせる」という感じではないです。
結局、見えないところを注意して飛ばさないといけない、という意味では逐一周りを確認しながら飛ばすことになるので、結果センサーの役割はあまり大きくないかな、と思います。
ただし、個人的に下方のセンサーはよく使います。
目視外で、水面や地面ギリギリで飛ばすことがよくあるのですが(臨場感のある映像を撮るため)、その際、下にカメラを向けつつ、センサーに頼りながらギリギリまで水面や地面に近づけます。
真下の画の距離感ってわからないんですよね…。このときは下方センサーの距離情報は助かります。
超コンパクト&軽量
ここまで書いてきた性能で、誇張なしの手のひらサイズ。
さらに250g程度の超軽量。普段はGoProのケースに予備バッテリーと一緒に入れて持ち歩いてます。
ドローンは自然の中で撮影することも多いので、コンパクトで軽量であることにこしたことはないです。
カメラリュックの底に忍ばせています。予備パーツとNDフィルターを入れても、この程度のスペースで持ち運びができるので、とても重宝しています!
Mini 3と迷う
Mini 3 Proの対抗馬として、Mini 3があります。
こちらは「Pro無し」ですが、メリットとしては、
- 安い
につきます。対して、デメリットは、
- カメラ性能がやや劣る
- 前後センサーがついていない
という点です。
これらのメリット、デメリットを天秤にかけることになります。
カメラ性能がやや劣る、とはいえ、普通にYoutubeにアップロードするくらいなら全く問題ないです。前後センサーもお守り程度ですので「細心の注意を払って飛行する」というなら、まぁ無くても問題ないかな、と思います。
一方で、やはりMini 3 Proのカメラの性能はため息が出るほどいいです。一度これで撮影したら、他の性能の良いカメラで撮った動画でも「あんまり綺麗じゃねぇな…」と思ってしまうほど。
センサー類もあるにこしたことはないですし、実際に距離を測るために使うこともあります。
メリット、デメリットと予算と相談しながら選んでください。
Mini 3 Proは正直高いので、買うのをためらいました。ポチるまでかなり時間がかかりましたが、結果買って正解だったな、と思っています。
まとめ
実際に使っているDJI Mini 3 Proのレビューでした。
センサー類が充実しているわけではないので、「ガンガン自動操縦できるんじゃないか?」という要望まではかないません…。
私も、実際にドローンを飛ばし始める前は「自動操縦でドンドン撮りたい!」と思っていましたが、撮影を始めてから自動操縦は超高級機能だ、ということがわかりました…笑。
それでも、ある程度の自動追尾・撮影などは可能ですが。
ただ、DJI Mavic 3などのフラッグシップモデルを除けば、最高性能のドローンだと言えます。
しかも、縦撮影や本体のサイズなど、フラッグシップにはないメリットもあります。
ちょっと値は張りますが、最初の1台としてはかなりオススメできるモデルです!
多分、今後フラッグシップモデルを買ったとしても、このMini 3 Proは活躍すると思います。