PR
WordPressでのSEO設定をわかりやすく一覧に|SEO SIMPLE PACKの使い方

ブログを運営していく上で重要なのがSEO対策です。
SEO(Search Engine Optimization)対策はとして重要なことは主に2つあります。
- 設定
- 選定
この記事では主に①の設定について説明していきます。
SEOの設定はWordPressでもわかりにくい設定項目なので、まとめておきたいと思います。
SEOとは?
簡単に言うと、検索されたときに自分のブログが検索結果の上位に表示されるように対策をすることです。
主な流れとしては次のようになります。
- まず、検索エンジンに「こういうページ(記事)があるよ」と正しく伝えられるように設定する。
- 検索の上位に表示されるようにキーワードを選定して焦点化して、記事を書く。
②については、テクニック的な部分が大きいのでここでは割愛します。しっかりとキーワード選定をしましょう。
しかし、②でキーワード選定をして記事を書いても、それを検索エンジンに上手く伝えられなければ意味がありません。
そこで、検索エンジンのクローラーに上手く記事の内容などを読み取ってもらうために、WordPress側で設定をしてやる必要があります。
WordPressのSEO設定は複雑?
実は設定自体はそこまで難しくありません。
ただ、テーマによって設定場所がいろいろなところにあるのと、専門用語が(SEO以外でも)多いので、どこをどれだけ設定すればいいか最初はわかりにくいです。
プラグインの力を借りる、という手もありますが、テーマの方にもSEOの設定があることがほとんどですので、設定が被ってしまうと思わぬ不具合が生じる場合があります。

しかも、基本的にプラグインは不必要な機能がついてきたりしてサイトが重くなりがちなので、必要最低限の導入にしていきたいですしね。
SEOの設定の基本的なイメージとしては、
タイトルや概要などをユーザーにわかりやすい形でクローラーに伝えて、ユーザーが見やすく・使いやすいサイト設計をする、
という感じですね。
実はこのサイトで使っているテーマSWELLは、なんとテーマ内にSEOの設定をする所がありません。
SEOの設定は「SEO SIMPLE PACK」というプラグインに任せています。SEO対策に必要な最低限の設定だけするプラグインで、非常にわかりやすいです。



今までいくつかテーマを使ってきましたが、SEOの設定がないテーマは初めてでした。それだけに「なるほど、この構成はやられた!わかりやすい!」という感じの衝撃を受けましたね。
ワードプレステーマSWELLについてはコチラ。


最初はそのくらいSEOの設定はわかりにくいです。



それではSEOの設定をすべきポイントを押さえていきましょう。
ブログ内
固定ページや記事を検索エンジンにクロールしてもらったり、読者に概要を知ってもらうために必要な設定で、次の項目を設定していきます。
- タイトル(サイト・各ページ)
- ディスクリプション(サイト・各ページ)
- OGP(サイト・各ページ)
基本的にタイトルは初期設定で「サイトのタイトル」と「各ページのタイトル」から引っ張ってくるので、あえて上書き設定する必要はないでしょう。
サイトのディスクリプション(概要)はWordPressのキャッチフレーズから引っ張ってくるので、これは問題ないと思います。
ただ各ページのディスクリプションは初期設定だと、各ページの最初の方の数十〜百文字程度を抜き出して自動生成することがほとんどです。記事の最初の部分が、その概要を表わしているとは限らないので、できればここはその記事の概要を上書きした方がいいです。



ディスクリプションは、直接検索上位表示の効果はないと言われていますが、検索結果に表示されるものなので、クリック率などを考えると重要です。
OGPとはSNSなどで記事紹介した際に画像とかタイトルとか概要とかが出てくるアレです。


これ、URLを貼るだけで、画像なんかも出てくるって不思議だと思いませんか?
これはサイト側でちゃんとOGPの設定ができているからです。
とはいえ、これもほとんどの場合「画像→アイキャッチ」「タイトル→記事のタイトル」「概要→記事のディスクリプション」から拾ってくるようにしているはずなので、あえて設定する必要はないと思います。ちゃんとそこから拾ってくる設定になってるよ、という確認だけできればOKです。
同じく、サイトのURLを貼ったときも画像やタイトルなどが表示されますが、このサイトのOGP画像は指定する必要があると思います。



(偉そうに言ってるけど、実際はあんまり設定してません。ちゃんと初期設定でも大丈夫か確認しているだけです。ほとんどテーマやプラグインが勝手にやってくれます、感謝。)
サイトマップ
「サチコ(サーチコンソール)にインデックス登録をしてもらうためのXML形式」と「読者がブログ内のリンクをたどりやすくするためのページ」の2種類必要ですが、SEO的に重要なのはXML形式の方です。



ユーザーの利便性向上、という意味では後者も重要ですが。
そもそも「自分のサイトにはこういうページがあるよー」というのをサチコに登録してもらわないといけないので、サイトマップが必要になります。
サイトマップの設定の方法はこちらをご覧ください。


意識すべきこと
その他、直接的な設定ではないですが、意識しておくべきことを載せておきます。
サイトの構造をわかりやすく、URLをシンプルに重複なく
URL、ディレクトリ構造はシンプルにします。
これは、クローラーが巡回しやすくするためです。
同じ理由で「パンくずリスト」も設置しておきます。


でもまぁ、変なことをしなければ自然とシンプルなディレクトリ構造になるので大丈夫かな、と思います。パンくずリストも初期設定で設置されているテーマが多いです。
ページスピード
ページスピードは大事です。
ページが表示されるまでに時間がかかって「もういいや」と思って、そのままブラウザを閉じた経験、ありませんか?
つまり、サクサクと表示されないと離脱率が上がる、ということです。
ですので、このページスピードはブログを読んで、回遊してもらうために重要です。
他のページからのリンク
内部リンク(自分のサイトの他のページからのリンク)を貼っていると、クローラーがページを辿りやすくなります。
無理矢理リンクを貼る必要はありませんが、積極的に内部リンクを貼りましょう。
内容が重複するページを作らない
「同じような内容だなぁ」と検索エンジンから判断されて評価が分散するからです。
基本的に同じような内容のページを作らなければいいので、注意していれば大丈夫です。
もしも同じような内容のページを作らなければいけないとき(ex.ECサイトの「色違いページ」とか)はcannonicalタグというタグを使って、「このページは本当はこのページと同じ内容だよ。だからそっちを評価してね」と、お知らせする必要があります。
が、cannonicalタグは正直、ブログでは使ったことありません。とりあえずページの重複を避けて、評価を分散させないことが重要なんだなと思っておいてください。
SEO SIMPLE PACKの設定
SWELLは、テーマ本体にSEO設定はなく(ページスピードに関わる設定はある)、SEOの設定は「SEO SIMPLE PACK」というプラグインに任せています。



基本的にSEO SIMPLE PACKの設定をすればいいのでわかりやすいですね。
「プラグインに任せている」と言いましたが、このプラグイン、SWELLの製作者である了さんが作っています。つまり、単に外部のプラグインに丸投げいているのではなく、SWELLのSEO設定をプラグインという形にした、というところがSWELLユーザーにとっては安心できる部分ですよね。



ということで、SWELLに対して必要十分な機能を提供してくれます。ま、作ってる人が同じだから当たり前ですね。
インストール
いつも通りプラグインの新規追加で「SEO SIMPLE PACK」と検索して「インストール」→「有効化」してください。


設定
「一般設定」
「SEO PACK」の「一般設定」からタグを順番に開いて確認してみてください。先ほどのタイトル、ディスクリプション、OGPはおよそ適切に設定できているはずで、特に理由がなければいじる必要はありません。もし初期設定から変更したい項目があれば変更してください。














「Googleアナリティクス」は、こちらも特に理由がなければgtag.jsを選んで測定IDを入れておいてください。


測定IDの取得方法はこちらに書いてありますので、ご覧ください。


OGP
「基本設定」は適切な画像が設定できてなかったら設定してください。サイトのトップURLを貼り付けたときに試表示される画像です。


「Facebook」のOGPは、
- FacebookページのURL:自分のプロフィール画面のURLを入れてください。ブラウザでFacebookにログインしてプロフィール画面を開けば確認できます。
- fb:app_id、fb:admins:Facebookのインサイトが利用できるようになる、というものなので、特に必要なければ入れなくてOKです。





ここはもちろんFacebookを使っていなかったら設定の必要はありません。
Facebook用のメタタグ(上記の情報を入れ込んだタグ)を出力するなら、「Facebook用のメタタグを使用する」をはいにしておいてください。
「Twitter」のOGPは、
- Twitterアカウント名:Twitterアカウントの@以降の名前を入力してください。
- カードタイプ:Twitterに載せたときの表示方法です。「summary」か「summary_large_image」の好きな方を選んでよいですが、画像が大きく表示される「summary_large_image」の方がオススメです。





ここももちろんTwitterを使っていなかったら設定の必要はありません。
Twitter用のメタタグを出力するなら、「Twitter用のメタタグを使用する」をはいにしておいてください。
以上で設定終了です。



SEO SIMPLE PACKを使った設定はめちゃくちゃわかりやすいです。SWELL以外のテーマを使っている場合も、該当箇所を探し出して設定してあげればOKです。
Lighthouse Report Viewerで確認
「Lighthouse Report Viewer」を使えばページスピードやSEOの評価をしてくれます。


結構適当に設定してますが、ちゃんとSEOは100点ですね。
プラグインさまさまです。
Lighthouseの使い方についてはこちらをご覧ください。


まとめ
SEOの設定についての説明をしました。
ブログを始めたら、かなり初期の段階で「SEOは大事!」という情報が入ってくると思います。
ですが、実際のところ、WordPress全体としての設定が多く、専門用語もわかりにくいので、SEOのためにどこを設定すれば良いのか?がわかりにくいです。
この記事で紹介した項目を設定していきましょう。

