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【教員からフリーランス】勘定科目って?一覧ある?自分で作っていい?
個人事業主として働き始めて、仕訳の重要性を知り、会計ソフトを導入して実際に入力をし始めたあたりで…
「これ、どの勘定科目に入れればいいの…?」
という疑問が湧くような仕訳が発生し始めました。
この記事では勘定科目のさまざまな疑問について説明していきます。
- 勘定科目は仕訳の「見出し」
- 企業の実態に応じて比較的自由に作ることができる
勘定科目とは
勘定科目とは、簿記の記入をする際に「この取引のお金はこれに使いましたよ」とか「この取引でこういう理由でお金をもらいましたよ」といったものを表す見出しのようなものです。
具体的に「やよい」の仕訳画面を見たらわかりやすいと思います。
実際には、お金を使った・もらったの原因や結果を帳簿に記入するのですが、その際に使う見出しになります。
こんな感じですね。
どんな勘定科目がある?勘定科目一覧
勘定科目は「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の5つのグループに大別されます(このグループに属さないものもあります)。この5つは実際に帳簿をつける際の借方、貸方(複式簿記の左右)のどちらに書くか、の話でも出てくるので、覚えておいた方が後々帳簿をつけるときにスムーズです。
まぁ、そんなのを意識しなくても正しい帳簿ができちゃうのが会計ソフトのすごいところですが…。
こちらに日商簿記3級で出題される勘定科目一覧を載せておきます(PDFファイルです)。基本的な勘定科目ですが、実はこの一覧以外にも勘定科目は沢山あります。業種にもよります。後ほど説明しますが、一覧にない勘定科目も作ることができます。
要は、勘定科目というのはあくまで「取引の内容を分類していく見出し」だ、ということです。基本的な勘定科目は設定されているものの、その他の細かい勘定科目は運営上必要なものが業種・企業などで異なるので、色々なものがある、と思っておいてください。
勘定科目って自分で増やしていいの?
「勘定科目って自分で作ってもいいの?」という疑問もあると思いますが、前提として先ほどの「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」のグループさえ間違えなければどの勘定科目を選んでもそこまで問題ない、という事実があります。
例えば、ボールペンを買ったときに「事務用品費」や「消耗品費」のどちらの仕訳に入れても特に問題はありません。「事務用品費」も「消耗品費」も「費用」のグループに入っているからです。
このグループさえ間違えなければ、多少勘定科目が間違っていても大きな問題にはなりません。
ですが、やはり適当に勘定科目を選んで仕訳をするのはNGです。
後で見たときに、何がどのように仕訳されているのかわからなくなり、自分や税務署の混乱を招くからです。当然ですが…。
ということで、もし「この費用は設定されている勘定科目には当てはまらないけど、自分の事業を行なっていく上では必要な勘定科目だな…」と思ったら設定しましょう。
例えば、私はブログを運営しており、ブログ記事の内容(レビュー記事やお店の紹介記事)によっては商品代や食事代がかかる場合がありますが、これも立派な経費です。(もちろん私的な食事代を経費にすることはできませんが。)
このような経費を「雑費」に入れてもいいのですが、この「雑費」はあまり金額が多いとよくない、といいます。なんでもかんでも雑費に入れてしまうと、先ほども言いましたが何がどのように仕訳されているのかわからなくなるからです。
ですので、このような費用は「取材費」という勘定科目を設定して、ここに入れています。その方が、こちらもどのようなことに使った費用かわかりやすいからです。
会計ソフト「やよいの青色申告オンライン」で独自の勘定科目を作る方法はこちらで説明しています。
まとめ
勘定科目は簿記を勉強したり、会計ソフトで仕訳入力をしたりすれば、すぐに目にするものです。
ですが、特に「これってどの勘定科目に入るんだろう?」という状況になったり「この勘定科目、簿記の試験ではみたことないんだけど…」という勘定科目を見た場合、「勘定科目ってなんだろう?なんでもいいの?」という疑問が浮かぶと思います。
この記事を読んで、勘定科目のスタンスを理解していただければ、と思います。
「やよいの青色申告オンライン」は便利ですが、やはり確定申告の書類を作るのは大変です。
私の知り合いは会計関係は税理士さんに丸投げしているようです。「時間が浮くし、税金対策もしてくれるからお願いしている」ということなので、資金に余裕がある人は税理士さんにお願いしてもいいかもしれません。
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